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May 24, 2006

大勧進・重源展

大勧進・重源展

行ってきました奈良国立博物館で開催中の『大勧進・重源展』。

入場してすぐにいらっしゃいます『重源』さん。この像、慶派の仏師が作ったのか、見ていると今にも動き出しそうだった。持ってる数珠は平玉。天台宗のものによく似ていた。

重源さんに関するキーワードとしての『舎利信仰』と『行基菩薩』のブースに特に興味があった。

『舎利信仰』については、重源が得度した『醍醐寺(真言宗醍醐派)』の教学に仏舎利が深く関与している。。とあった。これについては、K師か伏見さんに今度伺うとします。
展示には、重源さんの関わった寺院に残る仏舎利や舎利器が多数あった。重源さんの舎利器の特徴は、真ん中の三角(火輪部分)が三角すい形である。ん〜確かに一般的なものは四角錐.重源以前に醍醐寺にはこの形の舎利容器があったことを示す舎利器も展示されていた.

特におもしろいと感じたのは,お舎利を『鑑賞するため?』の匙とお皿が附属しているとのことだった.中に奉安してある舎利を出しては見ていたというのは,昔も今も変わらないようです...

『行基菩薩』については,大仏殿建立に尽力したということもあり,再建の勧進職を任ぜられた重源がその存在に深く興味を抱いたことを示す品々が展示してあった.行基についてはあまり知識の無かった私ですが,今回の展示のなかに行基の墓誌の一部が展示してあった.
以前にも書いたかも知れないが,その墓誌を書き記した人物が『真成』という沙門であることを目の当たりにして,行基についてもその足跡を含め,辿っていきたいと感じている.

重源さんが大仏殿再建のためもあって各所に『別所』と呼ばれる寺院を設置した.
伊賀別所(新大仏寺),高野山新別所,摂津渡辺別所,播磨別所(浄土寺),周防阿弥陀寺.
なかでも播磨の浄土寺は毎年7月10日近くになると夕日が沈む際,本尊・阿弥陀三尊像の後ろからその光が差し,西方極楽から阿弥陀三尊が来迎したかのごとくみられます.是非一度お詣りされたらいいかと思います.

浄土宗の法然に学んだ時期もあり,重源は自分を『南無阿弥陀仏』と称したそうで,この影響もあって,仏師の慶派は『○阿弥陀仏(○には梵字のアンなどが入る)』として,仏像にもそう記入している.

重源さんの活動範囲.そしてその交友関係をみると,いろいろな人と交流を持ち,協力を得ながら,なおかつ神仏のご加護もあって,このような大事業を成し遂げるに至ったのだろうと感じた.偉大なお方である.

期日は残り今週一杯.是非行かれることをおすすめします.


写真は先日家に新たに来られた『お舎利』をどうやって安置しようと思案していたところ,高野山の仏具屋さんから
お越しになった『金銅八角舎利容器(伝全羅南道順天郡光陽出土型)』.

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Comments

行ってきはりましたか~。ようおましたでしょ。また会った時にでも、お話いたしましょう…。ねたしこんどかな…

Posted by: k師 | May 25, 2006 at 10:55 AM

よろしくたのんます.

Posted by: 真成 | May 25, 2006 at 11:11 AM

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